第1回 仕事始めと鯉のだし

年が明けた。業務委託先は7日から仕事始めである。新年の挨拶が終わると、年末と変わらない
業務風景で始まった。このホームページも1月15日に方針転換を決める話し合いが行われるた
め、15日に向けて話し合い作業が進められている。
2021年は大雪とともに幕開けとなった。大寒波の到来により、近年めずらしい豪雪がやってき
た。私の住む集落でも1日のほとんどを除雪作業にあてなくてはいけなかったそうである。小千谷
市でも降雪量はあまり変わらず、市内は苦労して進む車であふれていた。
業務委託先でも社長の奥さんは朝から会社の駐車場の除雪に大忙しで、お昼休みと終業近くに
も駐車場を除雪してくださっていた。新潟の人の熱心さには驚くべきものがある。まるで仕事を楽
しんでいるようで、それは奥さんはじめ社内の人々も例外ではない。社長をはじめ他の従業員の
方々は除雪の仕事で忙しく、予約が殺到しているという。忙しくもやりがいのある稼ぎ時だ。
さて、お世話になっている社長一家は実はもともと小千谷市のお住まいではない。川口にルーツ
があるようで、川口の興味深い暮らしについてたびたび話がうかがえる。今回は正月料理につい
て面白いお話が聞けた。なんと、川口のあたりでは鯉をだしにしてお雑煮を作るという。私は新潟
に来てから鯉を食べる文化に出会ったので馴染みが薄かったのはもちろん、鯉は夏の食べ物だ
と思っていた。冬の料理、それも正月料理にも鯉を使うと聞いてとても驚いた。ただ、県内の他の
地域と同じように、今は鯉の料理は次第に姿を消しつつある。今はもっと簡単なだしの取り方や
より美味しい魚が簡単に手に入るからだろうか。鯉だしのお雑煮、姿を完全に消す前に一度は味
わってみたいものである。
仕事の合間の雑談も自然とお正月の話になる。正月料理については郷土料理紹介コーナー
「あーちゃんのうんめもんレシピ」で詳しく見ていただくとして、この日の2番目の驚きは昆布巻き
についてであった。私は鹿児島に住む祖母からたびたび昆布巻きを食べさせてもらっていたが、
昆布の中身はサバであった。しかし、小千谷市内ではサケ、もしくはブリを使うという。決してサバ
は使わないという。
あまり良くない天候とともに始まった2021年はどのような年になるだろう。去年から国難が続く世
相ではあるが、事態の収束が願われるばかりである。どうか閲覧くださっている皆様にとっても良
い一年となりますように。

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